第二次世界大戦は昔のこと
8月15日、終戦記念日を迎える。
これからも毎年、繰り返し繰り返し迎える。
多くの日本人にとって戦争は過去の出来事。
私も戦争を知らない世代。
日本の夏、終戦記念日が近付くとテレビでは戦争をテーマにした番組が増えて、戦争の記憶が引き継がれていく。
映画「この世界の片隅に」もそんなコンテンツの1つなのかもしれない。
「反戦」映画か否かの議論があるらしいがワカラン
「この世界の片隅に」 映画館でボロボロ泣いた
最初の公開時に映画館で観た。
素晴らしい映画、心の底から思う。
戦時中の人たちの暮らしが描かれていて、それが悲観的でも可哀想でもない。
小さな喜びを積み重ねるように生き生きと描かれている。
なんとも愛おしい気持ちになる。
描かれる戦時中の日常
印象的だったのが「節約・節制」する日常生活。
「欲しがりません勝つまでは」なんて強い信念に基づくものではなくて、ただ「生活を続けるため、必要に迫られて」やりくりする日々。
「楠公飯 (なんこうめし)」とか「野草を使った料理」とか。
配給が徐々に減っていく中、近所の人たちと節約の知恵・工夫を共有して食いつなぐ。
「あー今もすずさんたちと同じことしてるなー」と思った。
テレビ・ネット・SNSの「節約」情報
映画から離れて現代のお話。
節約をネタにしたコンテンツが多くない?
「代用品でかさ増し」とか「捨ててるものの活用」とか。
エンターテインメントとして面白いし、環境負荷の軽減に貢献する意義もある。
私もいろいろ節約に役立てているから、ありがたい情報だ。
一方、節約コンテンツが増えているということは、それだけ「需要がある」とも考えられる。
戦時中は節約情報は生死と直結もので、その需要は必然。
では今、戦争中でもない日本で節約情報への需要が高いのは・・・
今、日本は貧困だから
インフレ/低賃金/政府の方針:増税・保険料の値上げ。
私達の小さな財布からは容赦なくお金が吸い上げられていく。
多くの日本人がジリジリと貧しくなっている。
戦時中とは大きく状況が違うとはいえ、貧困に対応するため、戦時中と同じ「節約」が強いられているのかも。
現代に生きる私たちは、この不満を誰に訴えればいいのかもわからず、
自分が我慢しているのかも曖昧なまま、
ネットに溢れる情報に溺れて、
忙しない日常にうっすら満足している――。
戦時中の日本人は本音を吐くことすらままならなかっただろう。
でも今なら、現代の日本でなら、何かできることがあるはずだ。
「今」に疑問を持って、本当に必要な情報にアクセスして「抵抗」する。
そのささやかな抵抗を続けていくことで、戦時中の人たちが渇望したものを手に入れることができるかもしれない。
そうしなきゃ、亡くなった方たちに示しがつかないじゃないか。

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