はい、非常に有名なSFの小説家さんです。
最近たまたま古本屋で見かけて、読み始めました。

宇宙消失」を読んで、度肝を抜かれた。
この本の世界観、ストーリーは素晴らしい。
最初はハードボイルドなサスペンスっぽいんだけど、徐々に量子論・波動関数と小難しいテーマが出てくる。
学生の時にシュレディンガーかじっといて良かった (10年以上前だ)
おかげで とならずに楽しめた。
加えて、「モッド」という自分の脳の状態を制御できるインプラントの概念が面白い。
「モッド」があることで、物語がSFであり哲学的でもある、という構造。
残念なのが、買った本を雨で濡らして波打ってしまった点だ!あーこれは本の内容の評価ではないな。
とにかく、今まで読んだ近代的?な分野のSFの中では、ズバ抜けてたのです。

すげー!イーガン!スゲー!
と火がついて、図書館で借りてきたのが、「順列都市〈上〉」 「順列都市〈下〉」。
コレは全く理解できなかった
セル・オートマトンについて、丸っきり知識がないのがイケなかった。
「塵理論」という小難しい概念が軸になっているようなんだけど、それよりも「TVC宇宙」が不思議でならない。
無限に拡大する多次元の情報世界・・・んーーーなんで有限なコンピューター資源の中の世界が無限になるのかが分からん。
それと、いくつかのお話が平行して進んでて、時間的な前後感覚も読み取るのが大変だったかな。

で、メゲずに手にしたのが、「しあわせの理由」。
短編集。
やっぱり難しいんだけど、SFではない、哲学っぽい難しさが強い。
SFじゃないお話も入っているし。
でも、上記「順列都市」よりも面白かった。
その中の「愛撫」というお話に、「フェルナン・クノップフ (Fernand Khnopff)」という画家の「愛撫 (Caresses)」という絵画が出てくる。
この絵の解説はあるんだけど、挿絵がないので「どんな絵?」と首をかしげたまま読み進める。
読み終わった後に、実在の画家&絵画である事を知って、実物を見なかったことを後悔することに。
この絵を思い浮かべながら読むのと、無知なまま読むのとでは、全然印象が変わってきます。
これから読む人は、1度見ておくことを推奨 → Google イメージ検索
頭がヒトで、体が豹の絵です。

と何冊かイーガンを読んでみたけど、小難しくはあるが、魅力的な小説家だ。
まだ図書館に読んでないのが何冊かあるので、ちょっと休んでから読んでみたいと思う (連読はオレのレベルにはキツイ)。

P.S.
「シュレディンガーって何さ?」って人は、お勉強してください↓