シャーロック・ホームズ大人の楽しみ方 ― 100回読んでもまだ面白い
ホームズはコカイン中毒だった。
ホームズは依頼人を恐喝していた。
ホームズは童貞だった!?…etc.
マニアも知らなかった姿を一挙公開!思わず作品を読み直したくなる、大人のための副読本。
運良く、たまたま寄った古本屋にあったので、脊髄反射にブレーキをかけることなく購入。
サラっと読めます。
評価は・・・んー 60点くらいかな。

シャーロック・ホームズが活躍した時代の事って、何となくなイメージしか持てていなかったけど、この本を読むと当時のイギリスの雰囲気をちょっと味わうことができる。
一般庶民の暮らしぶり、貨幣価値、技術水準、階級制度、世界情勢など。
学生時代、社会科・歴史が大嫌いだったので、そこは非常にためになった。

他の部分は、目新しい考察とか独自の解釈とかも、あんまり無い。
そういう点を期待していただけに、ガッカリ感アップ。

一番つまらないのは、「こんなエピソードがありましたよ〜」 って要約しているところ。
しかも結構たくさん在ったりする。
著者は親切心から入れたのかも知れないが、本編を読んだ事がある人にとっては、あまり必要の無い情報だ。
この本を買う人の大半は本編を読んだ事があるだろうと考えると、ここは省いて欲しかった。

それと、巻末に 「全60作品ガイド」 というのがあって、全話に点数が付けられている。
この点数付けは、著者の独断と偏見によるもの。
これがまた 俺と全く趣味が合わない!
個人的な嗜好の話なんだけども、価値観の違いって重要だなあ、と改めて感じてしまう。

と、熱烈なシャーロキアンの方々にはちょっと物足りないであろうという内容なのだけれども、こういう本が出版されることをうれしく思う。
そんな本でした。